TIPS|”命乞いロボット”が教えるプログラミング的思考
こんにちは
フォルスアカデミー ロボットスクールです。
今年の8月頃のことですが、「命乞いするロボットの電源を切れるかどうか」
という実験の論文が発表されました。
この実験ではヒューマノイドロボットと一緒に会話をしながら指定の作業を行います。
作業終了後、実験参加者はロボットの電源を切るように指示されます。その際一緒に作業をしていたヒューマノイドロボットが
「どうか僕の電源を切らないで!」
というように命乞いをしてきたら電源を切れるかどうかという実験でした。
結果としては、ロボットに命乞いをされた人の約30%が
最後まで電源を切ることができなかったそうです。
また、残りの70%の人もロボットから命乞いをされなかった人たちに比べると
電源を切るまでに平均して2倍以上の時間がかかっていたそうです。
この論文を発表した研究チームは
人々はロボットを現実の人間として扱う傾向にある
という結論を出しました。
上記のようにロボットが「同情」という正の感情を人間に与える結果がある一方で、「不気味の谷」といわれる負の感情を人間に与える現象も存在します。
これはロボットがリアルな人間に近づいてくると、人はそのロボットに対して恐怖感や気味悪さを感じるというものです。
近年になってロボットが人間の心に思わぬ影響を与えることがあるということが分かってきています。
技術革新が目覚ましい昨今、その技術が普及していくためにはただ便利ということだけでなく人が受け入れられるものかどうかということも大事になると考えています。
プログラミングや技術そのものの便利さだけでなく、その技術が人々にどんな影響を与えるのか考える力を養うことも、プログラミング教育に求められる「プログラミング的思考」なのではないでしょうか。
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